チカラの出し惜しみ

40代の会社社長さんが来られました。06122016.IMGP1620.JPG

「私はもうだめです。仕事はそれなりですし、収入もあります。しかし・・毎日が疲れるのです。仕事で忙しかったせいもありますが、妻に浮気され、離婚しました。子供も離れていきました。この先ずっと一人です・・・もしかしたら会社もダメになるかもしれません・・・」


男性とは悲しいもので、なかなか本音をいえる場所がありません。
それは奥さんにも。
心配させたくない、男なんだから弱いところは見せたくない・・・
仕事を頑張るがゆえ、家庭を顧みず・・・そして奥さんが子供に「お父さんは仕事が好きなのよ」と刷り込む方さえいるのです。

男女の仲はなかなか理解できないでしょうね。
お互いのためなのに、お互いの害と理解してしまう・・悲しいものです。

彼が疲れるのは「愛の場所」がないこと。つまりほっとできるところがないのです。
社長さんだけではないですよね、社員さんとして働いている方もそうでしょう。

お家に帰って「おかえりなさ〜〜い」と家族に一言言われるだけで男性はホッとできるのです。

ある女性が言いました。
「子供が玄関にきてママお帰り、と言ってくれる笑顔だけで、何トンもある疲れが飛んでいくんですよ」と。

自分が作った家庭に迎えられるあの瞬間が癒しの時間です。

今の家庭はお父さんに感謝することを教えているお母さんが減っています。
「お父さんが働かないと・・我が家が大変なんだからね」とまくし立てる人もいます。

男性はほんの少し誉められるだけでめちゃうれしいんですよ。

小さい時を比べたらわかると思いますが、女の子は結構可愛い、とかお洒落とか言われます。
でも男の子は頑張ってから誉めれるのです。

「パパ、ありがとう」の一言がどれだけ男性の心を癒すか・・・。

社長さんが言いました。
「先生はいつもニコニコしていますよね・・悩みはないんですか?」と。
「子供のとき凄まじい家庭だったから不幸はもう終わったんだと思っていますし、ニコニコしているのはね、ニコニコしていたらニコニコした人が集まってくるし、ニコニコできるようにしてあげたいから」と言いました。

心は磁石です。
今の自分の心と同じものがくっついてきます。
だから私は「これから頑張ってキラキラしてニコニコしたい」と思う人が集まってくると思っています。

「あなたが私のところに来たのはきっと幸せになりたい、と願ったからここに来たと思いますよ。それだけでも前向きだと思っています」
「・・そうですよね。落ち込んでいたいのならここには来ませんしね。私は変わりたいからここにいるんですよね・・」

そして私は彼にある事をしてもらうことにしました。

そしてそれから2ヵ月後・・・・
その社長さんからお食事に誘われました。

そしてお話を聞きました。
社長さんは私との約束を守り、そして毎日を過ごしました。
するとある女性社員さんから言われたそうです。
「社長、何かいいことあったんですか?」と。
「え?何もないけど・・」と返すと
「あのぁ・・変な言い方かもしれないんですけど・・顔優しくなったね、とみんなが言っています。」
「え〜?」
「前は近寄りがたいと思っていました。でも最近違うので」
「そんなに怖かったの?」
「怖いといおうか・・・いっぱいいっぱいでって感じでした。切れそうな糸みたいな・・あ、すみません」
「あ・・そうだったんだ・・・ごめんね」
「え・・?(このときこの女性社員さん、まさか社長が謝るとは思わなかったそうです)」

自分がそんな風だったこと、そして変わったこと・・・それを私に教えてくれました。

「それから不思議なことが合ったんですよ」・・と続けて教えてくれました。

ある日社長さんが一人暮らしのマンションにいるとチャイムが鳴ったそうです。
見ると実の娘さんが二人で来ました。
聞くと「パパのバースデイでしょ?」と笑顔でした。

そして一人の娘さんが
「先日偶然遠くからパパを見たとき顔が変わってたと思ったの。なんか・・・変ないいかただけど・・・今ならパパの所へいけるかな?と思って、妹に言って来ちゃった。ママにはナイショよ。」と。

プレゼントはちょっと派手目のネクタイ。
でもとっても嬉しくて泣いちゃったそうです。

もちろんそれをつけて次の日出社。
社員さんたちに冷やかされ、それでも嬉しくて楽しくお仕事ができたそうです。

「私が間違っていたことに気がつきましたし、今なら嫁さんを許せます。もう嫁さんは他の男性の所にいって私の妻ではありませんが、でも人を許すことができて私は幸せです。子供の愛に触れ、私はまた頑張れます」。

彼の会社は将来彼の生きかたから考えると、彼の手から離れることになると思います。
そのため、働いている人達のためにも将来は有能な人材に会社を譲ることを提案しました。
「私もそう思っています。やはりそれでいいんですね」と了解してくれました。

彼は仕事のチカラを沢山出していましたが、愛というチカラを使うのを忘れていました、いえ、失ったと思っていたのが正しい言い方かもしれません。

あなたのそばにいる人に
「好き」って言ってあげてくださいね。
出し惜しみなんてもったいない。

私なんて毎日言っています。
お空に向かって
「私は神様や仏様が大好きです」と。


 
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