ある愛の詩

07122208.IMGP3242.JPG生徒さんから依頼が来ました。
「先生・・私のお友達の洋子なんですけど・・」

洋子さんには最近まで彼が居たそうです。
そして妻帯者。
そう、不倫でした。

3年付き合ったときに洋子さんから別れを切り出したそうで・・
「先が見えないし、不安で・・いらいらを相手にぶつけて・・別れたようです。でも友達の私からみていて・・どうしてもその彼が運命の彼にしか見えなくて」
「そうなんだ・・」
「ええ、チャネリングの勉強をしているせいもありますが・・・彼にとっては・・彼女が本当だと。あ、不倫を推奨するわけじゃないですよ。でも彼女の場合は・・・」

ですよね?
不倫はきついし、女性にとってはリミットあるものね。
ひどい場合になるとあまりのストレスで女性の髪の毛が真っ白になったり円形脱毛になったのも見たことがあります。
もっとひどくなると・・病院へということもありました。

「チャネリングの練習をしていて寝ちゃったんです、私。でもそのとき洋子と彼が結婚式を挙げてるのを見ました。見ていた私が泣いて・・涙が耳に入って目が覚めちゃいましたけど(苦笑)」
「あなたがそこまでいうのなら・・・お受けしますよ」
「両方を知っているのでつれて来ます。よろしくお願いします」

不倫か・・痛いな・・・と思いました。
普通の恋愛に比べてはるかにきつい。

そして洋子さんと会いました。
けじめを強制的につけたようでした。
しかし・・・人の心は・・そんな風にうまくコントロールできるわけでもなく・・・
でも生徒さんが言ったように・・・隣に男性が立っています。
「好きな男性って・・もしかしてこんな体型で・・・口癖が・・」と説明すると、彼女は目を見開いて
「あ・・・・」というだけになってしまいました。
そして彼のことを教えてくれました。
別れた本当の理由・・
「これ以上は、待てないというのは名目でしょ?」と聞くと
「え?・・・わかりますか?」
「うん、わかるよ〜」
「・・・(涙)」
「本当は・・・・ごめんね、言うけど・・・・だったんだよね?それを相手に隠して・・・・」

言えなかったんでしょうね、言うのも辛いし、それを使って・・と思われるもの嫌だろうし・・・
女性なら一番悲しいこと。

涙しかでない。
涙も出ないかもしれない。
そして親友にだっていえない。

行き場の無い心との戦い・・・・
震えながら泣く彼女を見て・・・
抱きしめてあげるしかできない。
いえる言葉が
「必ずいいことあるから、前を向こうね」としか言えない。

ヒーリングをしてあげて・・・めい一杯泣いてもらって・・・

「泣いて軽くなった気がします」と彼女は帰っていきました。

そして彼女の彼と会いました。
彼には奥さんとの愛はなく、長年一緒にいる情でつながっているようでした。
「今別れたら女房が生活できなくなるから」と。
そして
「彼女に別れを告げられて、魂が抜けたような気持ちです。しかし、自分自身が今の家庭にけじめをつけられないのも・・・悪かった。彼女から別れを告げられてよかったのかもしれません」と言いました。
そして
「待ってもらったのも悪かったのかもしれませんね。まってくれている間に待てる女性だから・・と俺の甘えがでました。だからこのままで一生行けたら、と思ったのです。都合のよい女性にしてしまったのは俺なんです」と目を真っ赤にしていました。

今でも好き・・・凄く伝わります。
でも彼には彼の「甘さ」が出てしまったようです。
「待ってくれるから・・待たせて・・・ずっとこのままで行けたら・・・」とどんどん甘えてしまいました。
「反省していますか?」
「あ・・・反省しました。けど、私は離婚はできません。自分に勇気がありません・・・」と言いました。

彼なら・・たとえ奥さんが浮気していても、離婚はしないな・・・と思いました。
好きというようり、情で動いているので。

そして私は彼に
「このまましばらく静かにしていたらいいでしょうね。そして○ヶ月後・・たぶんその時に何かあると思いますので、その時はその決断をしてください。それがあなたの男性としての生き方として決まると思います」と言いました。

彼を霊視していると、奥さんはもう彼に尽くすことも考えていないようで・・・このままいればいい、という感じに読めました。
仮面夫婦とまでは冷たくはありませんが・・・でも形だけ。
しかたないから・・・という惰性でした。
彼は自分の両親の最後を看取ってくれたから・・・恩と情があるのです。

彼には彼女のことを言いませんでした。
そして私は数ヵ月後の運命に任せることにしました。

しばらくして・・・生徒さんから連絡が入っていました。

聞くと・・・
居酒屋で彼に偶然会ったそうです。
背中を丸め、カウンターで男性二人と飲んでいて・・・
様子がおかしいので・・・個室を借りてお話を聞いたそうで・・・・

彼の勤めていた会社が倒産。
彼は数人で会社を立ちあげることにしました。
そこで奥さんとのトラブル。
「会社員で働いて、収入は安定していないと」ともめはじめました。

彼も年齢的に再就職は厳しい状況です。
会社立ち上げで、夜遅くまで働き・・・ますます奥さんと話さなくなりました。
そしてある日・・・彼が家に帰ると・・・
部屋が真っ暗で・・・荷物も半減
手紙がありました。
もうひとつ・・・離婚用紙。
彼は会社を起動の乗せて・・・家族を支えようと思ったのに・・・奥さんには通じませんでした。
「俺は必死だったんだよ、両親を看取ってくれた女房に恩返ししたくてね・・でも彼女の欲しかったのは彼女の思ったとおりの時間とお金が欲しかっただけだったんだね」と男泣きされたそうです。

「残ったのは・・家のローンと、数人の仲間で作った小さな会社だけだよ」と彼が言ったので生徒さんが
「馬鹿じゃないの、それが宝ものじゃない!会社を大きくしなさいよ!そしてローンを返して、見返してやりなさいよ」と言い放ったそうです。
家に帰ったとき、メールが来て
「ありがとう、俺頑張るわ」と書いてあったそうです。

そして派遣で働いていた洋子さんに
「私の知りあいの人が会社を立てて・・・出来立てのまだ始まったばかりの会社だけど、伸びるはずだから・・面接に行ったら?」と進め、直接連れて行き・・・
洋子さんは社長の顔をみてびっくり。
そして彼から
「小さな会社だけど、これから大きくして給料も上げたいと思うから、よかったら働きに来てくれませんか?」と言ったそうです。

彼からのメールです。
「先生、失うものも得るものも・・・すべて自分の覚悟の上ですね。とても強くなれた気がしました。私はやはり彼女の笑顔を見ながら彼女に好きだといわれる自分で一生を過ごしたいと思っています。会社を大きくして社員に豊かな生活と彼女に幸せな時間を与えていける自分になります。」

来年は・・・・よい春を迎えられそうね・・・・
きっときっと・・・桜が舞い散るぐらいに・・・白いドレスを見れるかな・・・・・と思う私でした。

ちなみに彼は53歳。
彼女は40歳。

年じゃない、
環境じゃない、
立場じゃない、
そして・・過去じゃない。

大切なのは
「愛する人と一緒に暮らすこと」
そして・・・
「この世を去る時に・・そばに居てもらえること」だと思っています。








 
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